2025/03/26
Primu Omni Lite Ti Silencer
以前 この blog で紹介した Primus の Omni Lite Ti ですが、
メーカーから純正のサイレントヘッドが販売されていたので入手してみました。
OmuniLite Ti を入手したのはブログにするもっと前なので 10 年近く使い続けているんですね...
Primus の Omni Lite Ti はジェットを交換する事でホワイトガソリン、無鉛ガソリン、ケロシン (灯油)、軽油をはじめとして
OD 缶のガスまで利用できてしまうという無敵のコンパクトストーブです。
器具側に火力調節バルブがあるので弱火調整もとてもしやすく炊飯も楽々こなします。
全開にした時の火力が若干弱いですが基本はソロでの使用なので問題はありません。
無敵と思われる Omni Lite Ti ですが弱点はあります。
それは所謂ローラーバーナヘッドなので燃焼音が大きい事で、特に深夜や早朝の燃焼はとても気を遣ってしまいます。
そこで、ローラーバーナーの静音化対策としては定番の
QuietStove 311 を使用していました。
QuietStove は確かに燃焼音は静かになるのですがベルハウジングに置くだけなので固定されないために不安定で、
ステンレスの塊なので重く、使用後冷めるのに時間がかかってしまうのが難点でした。
また、QuietStove 自体が温まるまで燃焼が安定しない事もあって使い勝手はイマイチ良くありません。
しかし、静かな燃焼音という魅力には抗えずに QuietStove の利用を続けていました。
しかし、最近になってメーカである Primus が Silencer という名前で サイレントバーナーヘッドを発売している事を知りました。 €67.95 と結構高価なのですが迷わず購入してしまいました。 ただ、本家 Primus のオンラインショップでは日本への発送はできない様です。以前は出来ていたと思うんですけどね...
今回はスペインの通販会社を通して購入しましたが送料込みで総額 ¥10,553 でした。
ディスカウントがあったので送料の ¥1,743 を含めても正規価格程度なので良しとします。
某通販サイトでは ¥16,000 のプライスタグが付いてましたし...
純正のヘッドと比較してサイズにはそれほど差がありませんがフレームスプレッダがなくなっていてキャップが装着されています。
真鍮製と思われるベルハウジングに載ったキャップ部分は固定金具で固定されている様です。
一瞬開けてみようかと思ったのですが壊すのが怖くて分解はやめました。
この辺の造りは QuietStove と同じかと思っていたのですが、キャップの内部が多少複雑な構造となっている様です。
試しにガスで燃焼させてみた所 QuietStove と同程度の燃焼音でした。
これなら常識的な時間 (多少夜遅かったり早朝だったり) での使用は問題なさそうです。
良い感じの Silencer ですが問題点もあります。
公式サイトによると
The silencer is not suitable when burning diesel, kerosene/paraffin or aviation fuel.軽油、灯油、パラフィンオイル、航空燃料では使えない様です。 折角のマルチフューエルなのに液体燃料はホワイトガソリン、ガソリン以外はダメっぽいですね。
ま、灯油系の燃料を使う場合にはジェットも交換する必要があるため、 ヘッド自体も取り外す事になるのでその時に従来のヘッドに付け替えれば良いのでそれほど問題ではないでしょう。