2022/04/07
オートブレーキホールドスイッチ自動化
CX-5 には停車中にブレーキペダルを踏み続けなくても自動でブレーキをかけ続けてくれる
オートブレーキホールドという便利な機能が標準で装備されています。
特にAT車の場合はDレンジでの停車中はクリープ現象で前進するのでブレーキを踏み続ける必要があるため、このオートブレーキホールド機能は非常に便利です。
しかし、オートブレーキホールドはエンジンを停止するとオフになってしまうために、エンジンを始動するたびにオートブレーキホールドスイッチを押す必要があり意外に面倒で不便です。
そこでエンジン始動時に自動でオートブレーキホールドスイッチをオンにする仕組みを導入しました。
今回はオートパーツ工房のスイッチ押し太郎を利用してオートブレーキホールドスイッチを自動でオンにします。
スイッチ押し太郎はエンジン始動15秒経過後にオートブレーキホールドのスイッチをオンにするだけの機能です。
オートブレーキホールド機能はシートベルトを装着していないとオンにならなないので、
エンジン始動後に速やかにシートベルトを装着する必要があります。
追加の料金を支払う事で経過時間を15秒から変更する事が出来るので私は30秒に変更しました。
スイッチ押し太郎には3本のコードが出ており、それぞれ
- センサー線 (茶色)
- 電源線 (赤)
- アース線 (白)
電源をシフトパネル配線のイグニッション電源から取得するので、 オートブレーキホールドスイッチがあるマツダコネクト操作部パネルの作業のみで完結できるので作業が楽です。 配線を3本繋ぐだけですし丁寧な説明書が同梱されているので作業は簡単で間違いもないと思います。
まずコンソール両側にあるパネルを外してからマツダコネクト操作部パネルを外します。
どちらのパネルもはめ込まれているだけなので少し力を入れて引っ張ると外れます。
ここら辺は写真を撮影していません。Web を検索すると沢山情報が出てくるのでそちらをご覧下さい。
次に説明書に従ってセンサー線を繋ぎます。
オートブレーキホールドスイッチのコネクタに繋がっているケーブルの被覆を剥がして茶色の線を探したら製品のセンサー線と結線します。
エレクトロタップは好きではないのですが既存の配線に噛ませる場合はやはり便利なので使ってしまいます。
エレクトロタップで直接結線するのではなくギボシ端子を介して挿抜を容易にしてみました。
エレクトロタップは全体を絶縁テープで覆ってしっかりと絶縁します。
イグニッション電源も同様にギボシ端子を介してエレクトロタップで結線します。
説明書通りにシフトパネル配線のオレンジ色の配線に接続します。
こちらもエレクトロタップは絶縁テープでしっかりと絶縁します。
アースは説明書に書かれているハーネスからではなくボディーアースに繋ぎます。
マツダコネクトの操作部パネルを開けるとボディーアースポイントが見えているので、クワ型端子を圧着してボディーアースのボルトにとも締めします。
この段階で動作の確認をします。
エンジンを始動しベルトを締めたら暫く待ってオートブレーキホールドがオンになるのが確認できたらパネル類を元に戻して作業終了です。
コードは可動部分に巻き込まれたりギボシ端子が抜けたりしない様に結束バンドでまとめておきます。
DENKUL というメーカーが更に高機能な制御システム DK-HOLD という製品を販売しており、
シートベルト装着の検出線に接続する事でベルトが装着されたら自動でオートブレーキホールドをオンにする他、
シートベルトを外すとパーキングブレーキを自動でかけてくれる機能もあるそうなのでもしかしたら今後そちらの製品に乗り換えるかも?