2009/07/05
type-P の解像度を任意の値に設定する
type-P は 1600x768 という変態的な解像度なので、
横幅が広く2画面で作業するときなどは非常に便利だ。
その反面文字が非常に小さいので細かい文字をみるのが苦痛な時もある。
そんな時に簡単に画面の解像度を変更したいのだが、
標準の状態では画面のプロパティから任意の解像度が選択できない。
そこで以下の作業をしてレジストリを修正すると
任意の解像度で表示できる様になり、
CrystalRes
という FreeSoft と併用する事で S ボタンで解像度が変更できて
非常に便利である。
ただしこの作業はレジストリを操作するので危険である。
場合によっては Windows が起動できなくなる危険性もあるので、
自己責任において十分注意しながら作業しなければならない。
基本的には
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Sevices\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS\通番
というレジストリキーを作成して、
そのレジストリキーに横方向の解像度(Xres)、
縦方向の解像度(Yres)、色数(bpp)を
それぞれ16進数の dword で定義すれば良い。
例えば以下の設定を追加すると 1024x480、1252x600 が選択できるようになる。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS] "NumSurfaceAdditions"=dword:00000004 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS\0] "Xres"=dword:00000400 "Yres"=dword:000001e0 "bpp"=dword:00000010 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS\1] "Xres"=dword:00000400 "Yres"=dword:000001e0 "bpp"=dword:00000020 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS\2] "Xres"=dword:000004e4 "Yres"=dword:00000258 "bpp"=dword:00000010 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LPCO\CONFIG\SurfaceAdditionsLVDS\3] "Xres"=dword:000004e4 "Yres"=dword:00000258 "bpp"=dword:00000020
これらの解像度を指定できるようになれば、
CrystalRes のコマンドライン引数による解像度変更の機能を利用して
S ボタンの外部コマンド実行から簡単に解像度の変更が可能となる。
せっかくなので S1 ボタンで高解像度と低解像度の変更を
トグル操作をさせたたかったので、
以下の bat ファイルを作成して s1 ボタンから実行する様にした。
これで s1 ボタンを押す度に解像度がトグル動作して非常に便利である。
1@echo off 2 3set index="c:\Program Files\CrystalRes\index.dat" 4 5if exist %index% goto LOWRES else goto HIRES 6 7:HIRES 8"c:\Program Files\CrystalRes\CrystalRes.exe" 1024x480x32x60 9echo LOWRES > %index% 10goto END 11 12:LOWRES 13"c:\Program Files\CrystalRes\CrystalRes.exe" 1600x768x32x60 14del %index% 15goto END 16 17:END