2016/03/09
Coleman 200A Lantern
こちらは1960年代に作製されたビンテージコールマンの赤いランタン。
いわゆるバースデーランタンという事で自分の産まれた年に生産されたものを探して入手したもの。
本当は月まで合わせたかったのだが、とある資料によると産まれた月には生産されていなかった様なので、
とりあえず産まれた年に生産されたランタンで妥協している。
こちらもアメリカのオークションサイト eBay で入手したのだが年代品の割に状態が良くて普段使いも可能
(というか入手してからは普段からキャンプに持参して普通に使い倒している)。
現在は多少なりとも虫よけの効果を期待してオプション品のアンバー色のグローブを装着している (効果の程は…??)。
色はバーガンディではなく明るめの赤でベンチレータは高いタイプ、本体のロゴステッカーは枠のないタイプとなっているのだが、
この手の細かな部分は前のオーナーが変更している場合もあるのでオリジナルではない可能性もある。
コレクターではないし、製造年月は底面に刻印されているのでタンクが交換されていない限りは間違っていないと思われる。
本体とは別に入手した同年代の「ガルウィングケース」に格納してキャンプに携行している。
細かい部分は色々と改良されているが基本的な構造は現行のランタンとほぼ同じなので当時から完成度の高さが伺える。
ただし現行品とは異なりメインの燃料バルブ以外にチップクリーナーと呼ばれる小型のバルブが付いていて、
点火や消火の時はこのチップクリーナも操作する必要がある。
特に点火時の操作が若干複雑で、着火方法やタイミングを間違えると
グローブの内部が炎の包まれる「火だるま」状態となるので慣れるまでは点火するときは注意が必要だろう。
交換部品
マントル | 21A102J (21A型が利用可能) |
---|---|
ジェネレータ | 200A5891 |
燃料バルブ | 200-6571 |
ポンプ | 242J5201 → 3000000455(220A6201) |
グローブ | R690B051 (#550) |
チェックバルブ | 200-6381 (118mm) |
200A の点火方法
- 燃料を入れる
- チップクリーナーを数回転させてレバーを上向きの状態で止める
- ポンピングする
- メインのバルブを 1/4 回転くらい開ける
- チップクリーナを徐々に下向きに回転させ燃料が噴出される音が聞こえたら再び閉じる
- メインのバルブも閉めて追加ポンピングをしながら30秒程度放置する
- メインのバルブを 1/4 回転くらい開ける
- マントル付近に火を近づける
- チップクリーナを 1/4 回転までの範囲で徐々に開き点火した所で止める
- ジェネレータが温まるまでチップクリーナやバルブを微調整する
- 必要に応じて追加ポンピング
- ジェネレータが温まると燃焼音が「シュゴー」に変化するのでチップクリーナを全開にする
- チップクリーナーで明るさの調整を行う
- メインのバルブを閉じる
- 消火できたらチップクリーナを閉める
チップクリーナのある燃料バルブ
純正ではないがチェックバルブの交換に威力を発揮するレンチ
このレンチはコネクティングロッドでチェックバルブを固定する事でねじ山をなめる事なく 固着したチェックバルブも外せる様に設計されていて大変便利。