2011/01/12
docomo N-05B + MacBook Air でデータ通信
昨年末に携帯電話が故障してしまったので機種変更をした。
最新モデルではないのだが随分と新しいモデルに変更したのだが、
携帯電話に予めインストールされているアプリケイションが楽しそうなので、
初めてパケット通信の定額制割引パックに加入してみた。
色々と調べてみると携帯電話をコンピュータに接続してデータ通信を行っても
パケット通信の定額制割引の対象となる事が判明したので、
MacBook Air のモバイル通信環境を構築してみたのだが、
なかなか一筋縄ではいかなかった…はぁ
まずは docomo の Web サイトの作りが最悪で、
必要な情報に素直にたどり着けない。
情報は一カ所に集約されておらず無意味に分散されているので
情報を見つける事が非常に困難で網羅的に情報を収集できない。
携帯電話とコンピュータを接続してデータ通信を行うために、
どの様なパケット通信の割引システムに加入すれば良いのか、
どの様な接続方式で接続すれば良いのか、
どの様なプロバイダを選択すれば良いのかといった情報を
探し出すだけで一苦労であり、
情報にたどり着いても今度は定義が不明確な
独自用語の羅列で何を言っているのか判らない。
結局「パケ・ホーダイ ダブル」に加入して「128K通信」で
対応プロバイダ「mopera U」に接続すると
受信最大 128kbps/送信最大 64kbps という石器時代の様な速度ではあるが
パケット定額制割引の対象額の範囲内で通信可能だという事が判明した。
「パケ・ホーダイ ダブル」や「mopera U」の申し込みはオンラインで可能なので、
早速申し込んでみるとコレは簡単に申し込みができた。
次に MacBook Air からの接続なのだが、これも一筋縄ではいかなかった。
docomo の Web サイトによると、
手持ちの「FOMA 充電機能付 USB 接続ケーブル 02」を
利用した接続は対応していると明記してある。
そこで mopera U の Web サイトの説明通り「128K通信」を行うための
「ドコモ コネクションマネージャ for Mac」をインストールするが、
「ドコモ コネクションマネージャ for Mac」は
接続した携帯電話を全く認識していない。
調べてみると「ドコモ コネクションマネージャ for Mac」が対応しているのは
ごくごく限られた携帯電話のみであり今回の機種には対応していなかった。
「FOMA 充電機能付 USB 接続ケーブル 02」を利用した接続に対応しているのは、
どうやら Microsoft Windows 系の OS のみの様である
(どこにも明記されていないのであくまでも想像ではあるが)。
しょうがないので BootCamp からWindows Xp を起動して 「ドコモ コネクションマネージャ」をインストール、 「FOMA 充電機能付 USB 接続ケーブル 02」を利用して携帯電話を接続すると ちゃんと携帯電話を認識して接続までできたので、 APN 情報や CID 番号などの情報を取得した。
MacBook Air と携帯端末との接続は 予定していた「ドコモ コネクションマネージャ for Mac」が使えないので、 REUDO 社が販売している「FOMA モデムドライバー」をダウンロード購入して APN 情報や CID 番号などを手動で設定する事で何とか接続できた。
ちなみに MacBook Air に REUDO 製の FOMA モデムドライバーを利用して接続した
docomo N-05B で mopera U に 128K通信するための設定。
「システム環境設定」の「ネットワーク」から
「FOMA N05B」を選択して以下の設定を行う。
構成: | デフォルト | |
電話番号: | 空欄 | 利用されないので空欄で可 |
アカウント名: | 任意の文字列 | 利用されないのだが入力のみは必須 |
パスワード: | 任意の文字列 | 利用されないのだが入力のみは必須 |
次に「詳細...」ボタンをクリックして表示される「モデム」タブに 以下の項目を設定する。
製造元: | REUDO |
機種: | FOMA GPRS (GSM/3G) for IP |
APN: | mpr.ex-pkt.net |
CID: | 4 |
APN や CID は携帯電話によっては異なる可能性があり、
間違えるとパケット定額制割引の対象とはならずに
高額なパケット代の請求となる危険性があるので注意しなければならない。
そもそもこの設定で「パケホーダイ ダブル」の適用対象となる
「128K通信」となっているのか不明なのだ。