2010/12/10

HDD の換装

職場でメインに使っている FreeBSD マシンの HDD が手狭になったので大容量の HDD に換装した。
OS の再インストールや環境の再構築などは面倒なので、 boot レコードを含めてそのまま全てを移行する方法で行った。

シャットダウンして移行先の HDD を接続したら通常通り起動する。
移行先の HDD を FreeBSD 用にフォーマットしてスライスを作成する作業は fdisk (8) や bsdlabel (8) を利用しても良いのだが、 容量計算などが色々と面倒なので素直に sysinstal (8) を利用する。

sysinstall を起動したら ConfigureFdisk でパーティションを作成し、 続く画面で boot loader をインストールする。

次に ConfigureLabel でスライスを作成するのだが、 各スライスは元の HDD の構成以上のサイズであれば任意のサイズで問題ない。 swap 領域もここで作成する。
ディスクの準備が整ったら sysinstall (8) を終了する。 このとき作成した swap 領域が使用開始されているので、 swapoff (8) を実行して swap 領域の使用を終了させておく。

ディスクの準備が完了したらデータの移行を行う。
ここではシステム標準の dump (8)、restore (8) を利用して、 使用中の HDD の内容を全て移行する。
元の HDD のパーティション毎にマウントポイント以下のデータを 以下の容量で移行すれば良い。

# mount /dev/ad4s1a /mnt
# dump -Laf - / | (cd /mnt; restore rf - )
# umount /mnt
	
全てのスライスでデータの移行を完了したら、 システムをシャットダウンして新しい HDD からの起動を確認する。


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