2013/01/23
i-DM
CX-5 に限らず最近の MAZDA の一部車種には i-DM という
運転評価システムが備わっている。
アクセルやブレーキ、ステアリング操作の加速 G を検出して
ドライビングを評価していると思うのだが、
その評価があまりにもお粗末で正直全く使い物にならない。
このシステムは基本的にアクセルを開けるか、ブレーキをかければ評価が高い
(しかも若干急発進、急ブレーキ気味だと加点される)という、
全く実情には見合ってない的外れな評価をしてくる。
例えば正面の信号が赤信号の場合で前後に他車がいない場合などでは、
アクセルを緩めて惰性走行する事で環境にも優しく燃費も良い運転となるが、
そういう運転をするとこの評価システムはどんどん減点していく。
また、片側 1 車線で歩道がある道でも歩道に小さな子供がいる場合は
突然の飛び出しに備えて徐行するか、ゆっくり走るのが当然だと思うのだが、
そういう場合でもこのシステムは容赦なく減点してしまう。
そして最後には「メリハリのある加速や減速をしましょう」とか表示する始末。
いやはやあきれ果ててモノも言えないとはこのことだ。
このシステムの開発者は果たして運転免許を持っているのだろうか?
運転という行為を理解しているのだろうか?
そもそも車の運転はドライバーが五感を駆使して収集した周囲の状況を
総合的に判断しながら様々な操作を行う必要があると思うのだが、
このシステムでは単に加速や減速、ステアリング操作による
G の変化だけで評価している時点で全く使い物にならない。
よくもまぁ、こんなガラクタを標準で搭載したものだと呆れてしまう。
実際に欧米への輸出仕様にはこの様なゴミは当然搭載されていないらしい。
確かに他がどんなに素晴らしい自動車だったとしても、
こんなガラクタが搭載されている時点で評価はがた落ちだろうし、
まともな自動車メーカだとは思って貰えなくなるだろう。
こんなゴミ・ガラクタを標準で搭載する位なら
水温や電圧などを表示する方がよっぽどマシだという事に
なぜ MAZDA は思い至らないのだろうか?
CX-5 は非常に気に入った車なのでそこだけが残念である。
i-DM のディスプレイ部分に ODBC 情報を表示する様な
製品を是非とも開発して頂きたい。