2009/11/12
ジャーナリズム
先日逮捕された死体遺棄事件の容疑者の取材をめぐって、 ジャーナリストが公務執行妨害の現行犯で逮捕されたらしい。
確かに、丁度夕方から夜にかけてのいわゆる「プライムタイム」時間帯だったので、
どの TV 局でも夜のニュースに間に合わせるべく
熾烈な取材が行われていたのは想像に難くないし、
実際にニュース番組ではどの番組もトップニュースとして報道されていた。
それだけ国民の関心を集めた事件なので多少の過熱報道はしょうがないと思うが、
ニュース番組で見た映像はとても正視に耐えられるモノではなかった。
新幹線の中や東京駅のホームなどで「取材」をしている報道関係者には、
ジャーナリストとしての誇りや矜恃というものはないのだろうか?
ああいう姿を見せられた後で「取材」とか「知る権利」とか言われても、
とてもその言葉を素直には受け止める事はできない。
それよりも嫌悪感やおぞましさしか感じられない。
自分がジャーナリストだと多少でも思うのであれば、
もう一度自分の姿を冷静に見つめ直すべきだろう。
マスゴミなどと揶揄されて然るべき下品さである。