Jan 19, 2009
FreeBSD で BlueTooth マウスを利用する
最近は BlueTooth を内蔵しているハードウェア(特にラップトップ)が増えたが、
勿論 FreeBSD からも BlueTooth マウスは利用可能である。
特にラップトップの場合少ない USB ポートを占有しないので、
BlueTooth マウスは非常に嬉しいハードウェアだといえる。
プラネックスから発売されている USB 接続タイプの Bluetooth ドングル
BT-MicroEDR2X と、日本では発売されていないが Logicool の V470 という
BlueTooth マウスを入手したので FreeBSD でも利用してみる。
BlueTooth マウスを利用するためにはカーネルモジュールをロードする必要がある。 シェルプロンプトから kldload (8) を実行してロードしてもよいが、 /boot/loader.conf に以下の記述をすることで 起動時に自動的にカーネルモジュールをロードする様になる。
netgrph_load="YES" ng_ubt_load="YES" vkbd_load="YES"
Logicool の V470 の場合は底面にデバイスアドレスが明記してあるので、 BlueTooth 機器との接続を管理している hcsecd (8) コマンドの 設定ファイル /etc/bluetooth/hcsecd.conf に登録しておく。
device { bdaddr XX:XX:XX:XX:XX:XX; name "任意の名称"; key nokey; pin nopin; }
デバイスアドレスが不明な場合は hccontrol (8) コマンドを実行して 情報を取得する。
# hccontrol -n ubt0hci inquiry Inquiry result, num_responses=1 Inquiry result #0 BD_ADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX Page Scan Rep. Mode: 0x1 Page Scan Period Mode: 0x2 Page Scan Mode: 00 Class: 38:01:0c Clock offset: 0x5f95 Inquiry complete. Status: No error [00]
BlueTooth マウスのデバイスアドレスを /etc/bluetooth/hosts に登録する。
XX:XX:XX:XX:XX:XX 任意の名称
bthidcontrol (8) コマンドで BlueTooth マウスの情報を取得し
定義ファイルに出力した上で、bthidd (8) コマンドを実行すると
BlueTooth マウスが利用可能となる。
# bthidcontrol -a 名称 query > /etc/bluetooth/bthidd.conf # bthidd -c /etc/bluetooth/bthidd.conf
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