2016/09/03
Optimus R8
こちらもスウェーデンの Optimus 社製ストーブで R8。
バーナー、タンクなどがコンパクトな四角いケースにすっぽり収まるので、コンパクトかつパッキングしやすいという素晴らしいストーブ。
その外観から「お弁当箱」の通称で長く親しまれて来た名機なのだが、
残念ながら 2005 年に生産が中止されてしまい現在新品は入手できない。
厚型のベークライトハンドルなので最終型よりは随分と前のモデルが未着火の状態で某オークションに適正な価格で出品されていたので落札した。
折角の未着火コンディションだったので点火する時は若干躊躇したが、ストーブは使ってこその物なので着火した後ガンガン使っている。
こちらも 123R 同様予熱が必要なのだが、同時に入手したライセンス生産品と思われるポンプを使って与圧すると、着火していない状態で燃料調整バルブを少しだけ開くとでバーナー下部のプレヒートトレイに燃料を適量噴出させる事ができるので予熱も手軽に行える。
2016/09/02
Optimus 123R SVEA
言わずと知れたスウェーデンの名機 Optimus の 123R SVEA。
19世紀以来、基本的な構造は変更されていないらしい。
Coleman 社製品の様なポンプ構造も持たないシンプルな作りなので、使用時は余熱(プレヒート)が必須となる。
Coleman 製品に慣れていると面倒と言えば面倒なのだが、そもそもキャンプ自体が不自由さを楽しむための様なものなので、アウトドアでは面倒さを楽しむ余裕があっても良いように思う。
付属しているアルミ製のクッカーは収納時に蓋としても機能する様だが、正直このクッカーを使う機会は多分絶対になさそうな気がする。
余熱は本体バーナー根元のくぼんでいる部分に燃料をたらして着火する。
エスビットなどの固形アルコールや液体のアルコールなどを使うのが一般的な様だが、荷物が増えるのも嫌なのでスポイトで燃料タンクから少量の燃料を吸い出して余熱している(スポイトも荷物になるが本体内に格納できるので良しとしている)。
数分で余熱が完了する(燃料がほぼ燃え尽きる)ので火力調整ノブを開くと着火できる。
バーナーに着火直後は赤い炎がゆれるがすぐに青い炎で安定して燃焼を始める。
このタイプのバーナーの例にもれず火力が少ない割には燃焼音は結構な轟音なので、深夜・早朝のキャンプ場では使うのを若干ためらってしまうレベルなのだが、一人でキャンプする時には不思議と心強さを感じさせてくれる音でもある。
使い勝手や火力を考えると正直言ってあまり出番がないのだが、夜が更けたキャンプ場でこの素晴らしいストーブが初めて作られた過去の日々に思いをはせるのもたまには悪くなさそうだ。